振袖の髪飾りの役割

まずは振袖の髪飾りにどのような役割があるのかを説明します。髪飾りが持つ重要性について考えていきましょう。

髪飾りは、振袖姿のトータルコーディネートにおいて欠かせないアクセサリーのひとつです。 振袖は未婚女性の晴れ着にふさわしい華やかさのある着物です。髪型にも華やかさをプラスすることで、全体のバランスが美しく整います。また成人式は大人への一歩を祝うフォーマルな行事です。

フォーマルに装うシーンでは、きちんと感と華やかさのある装飾品が欠かせません。また成人を祝うお祝いの日なので、慶びごとにふさわしい華やかな髪飾りを選ぶことが大切です。

 

振袖の髪飾りの選び方

振袖を着るときの髪飾りの選び方には、意識するべきポイントがいくつかあります。

【振袖の髪飾りの選び方のポイント】
● 種類で選ぶ
● 振袖の色・デザインとの調和
● 髪型に合ったデザイン
● 華やかさのバランス
● 予算

以下でポイントについて詳しく解説します。

 

種類で選ぶ

振袖の髪飾りにはさまざまな種類があります。

振袖に合わせる主な髪飾りは以下の通りです。

● つまみ細工
● かんざし
● ドライフラワーの髪飾り
● リボンの髪飾り
● ヘッドドレス
● 水引

定番のつまみ細工からドライフラワーをあしらった髪飾り、洋テイストのヘッドドレスまで、振袖の髪飾りはバリエーションが豊富です。自分のイメージに合った種類の髪飾りを選びましょう。

 

振袖の色・デザインとの調和

髪飾りを選ぶときは、着用する振袖の色やデザインとの調和も意識しましょう。振袖の色調やデザインに合った髪飾りを選ぶことで、まとまりのあるコーディネートが叶います。

古典柄の振袖なら伝統的な雰囲気の和風な髪飾り、トレンド感のあるモダンなデザインの振袖にはドライフラワーなど洋テイストの髪飾りなど、振袖のタイプに合わせた髪飾りを選ぶのがおすすめです。

髪飾りを振袖のデザインやカラーに合わせることで、振袖コーディネートに一体感が生まれてより魅力的になります。

 

髪型に合ったデザイン

振袖の髪飾りは、髪型と調和が取れていることも大切なポイントです。セットアップされたヘアスタイルに合った髪飾りを選ぶことで、より統一感のあるおしゃれな振袖姿が完成します。 例えば、きちんと感のある古典的な髪型にはつまみ細工の髪飾りやかんざし、トレンドのオニオンヘアには水引や組紐などが人気です。

髪飾りの選び方において重要となるのは、当日の髪型を決めた上で、合ったデザインのものを準備することです。

 

華やかさのバランス

髪飾りを選ぶときは、振袖の華やかさとのバランスも重要です。振袖は色や柄のボリューム等によって華やかさのレベルが異なります。色柄が華やかな振袖であれば、髪飾りにもある程度の豪華さが必要です。

ただ、シンプルで柄が少なめの振袖の場合は着こなしによって選ぶことが可能となります。 すっきり着こなしたいときはボリュームの少ない髪飾り、華やかさをプラスしたいときは豪華な髪飾りを選ぶのがおすすめです。

振袖と髪飾りの華やかさのバランスを考え、自分の好みに合った髪飾りを選びましょう。

 

予算

振袖用髪飾りの価格帯は幅広いので、予算に合わせて選択することも大切です。 種類やボリュームによって値段が大きく異なり、つまみ細工の髪飾りは7,000～15,000円程度が相場価格です。ドライフラワーをあしらった髪飾りは3,000～5,000円ほどの価格帯になります。

振袖の髪飾りを選ぶときは、予算内で自分にぴったりのものを見つけましょう。

 

髪飾りの付け方のポイント・注意点

髪飾りの付け方も振袖姿を美しく着こなすために重要です。

【髪飾りの付け方のポイント・注意点】
1. 髪型に合わせた位置
2. ヘアピンやかんざしで固定
3. イメージに合ったアレンジ
4. 複数の髪飾りの組み合わせ

以下でポイントと注意点を詳しく紹介します。

 

1. 髪型に合わせた位置

髪飾りをつける位置は、振袖姿の髪型に合わせて決めましょう。髪型によって、髪飾りが美しく映える位置は異なります。例えばアップスタイルの髪型では、後頭部に近い高い位置に、ダウンヘアの場合は耳横に髪飾りをつけることが多いです。

写真を撮るときを意識して、前・横・後ろと全方向から美しく見える位置に髪飾りをつけるのがおすすめです。

 

2.ヘアピンやかんざしで固定

振袖姿のときは髪飾りをしっかりと留め、ずれないように気をつけましょう。振袖に限らず、ボリュームのある髪飾りは、髪にしっかりと固定するためにヘアピンやかんざし等を使用します。

成人式では長時間振袖を着用するため、動いてもずれることがないよう髪飾りをしっかりと固定することがポイントです。 髪飾りは振袖姿を彩る重要なアクセサリーなので、しっかりと固定して長時間の着用に耐えられるようにしましょう。

 

3.イメージに合ったアレンジ

髪飾りを付けるときは、振袖や髪型に合ったアレンジを施すことで、より華やかな印象を演出できます。振袖の髪飾りは、そのままつけるだけでOKなものから、水引細工のようにアレンジが必要な髪飾りまでさまざまです。

例えば水引細工の髪飾りの場合、振袖や髪型に合うように水引の形をアレンジできることがポイントです。アレンジ可能な髪飾りでは、振袖や髪型のデザインに合わせてさまざまなアレンジを試してみましょう。

 

4.複数の髪飾りの組み合わせ

振袖の髪飾りは、複数個を組み合わせる方法もあります。さまざまな種類・ボリュームの髪飾りを組み合わせることで、よりおしゃれな振袖姿が完成します。 例えば、古典柄振袖につまみ細工とかんざしを合わせると、より伝統的かつ個性的な印象の振袖姿になるでしょう。

洋テイストの振袖にヘッドドレスとドライフラワーを組み合わせると、よりトレンド感のある着こなしが叶います。異なるデザインやカラーの髪飾りを組み合わせることで、自分らしい振袖姿に近づけます。

 

振袖に相応しい髪飾りを選んでみては

ここまで「振袖の髪飾りの選び方」をテーマに解説しました。振袖の髪飾りは振袖姿を華やかに彩り、印象的に演出する大切な要素です。正しい選び方や付け方を理解することで、成人式や卒業式など特別な日の振袖姿をより美しく、素敵に演出することができます。ぜひ記事のアドバイスを参考にして、自分らしい髪飾りで特別な日を華やかに彩りましょう。

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