振袖の長襦袢の選び方を解説!ポイントや注意点など | 古典柄振袖専門店の振袖ハクビ明治記念館店

振袖の長襦袢の選び方を解説!ポイントや注意点など

振袖の長襦袢の選び方を解説!ポイントや注意点など
成人式の振袖を着る際は、振袖の下に合わせて着る長襦袢(ながじゅばん)の選び方もこだわりたいポイントです。

長襦袢は振袖の下着ではありますが、振袖の袖口や振りからチラリと見えるので、振袖との色の調和を意識した選び方がおすすめです。

また、長襦袢のサイズにも注意する必要があります。 今回は、振袖の長襦袢の選び方や注意点について詳しく解説します。成人式の振袖準備を控えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

そもそも振袖の長襦袢とは?

「振袖の長襦袢」とは、振袖を着る際に必要な和装の下着の一種です。

振袖を着るときは、振袖の下に必ず長襦袢を着用します。長襦袢は振袖を皮脂や汗等から守る役割や保温の役割、振袖のシルエットを整えて美しい着姿を演出する役割があります。

さらに、長襦袢は下着といえど動いたときに袖口や振りから見えるので、振袖との色の調和も大切なポイントです。

 

振袖の長襦袢の選び方

振袖の長襦袢の選び方 振袖の長襦袢を選ぶときには、いくつかのポイントがあります。サイズや色柄、素材等による選び方について詳しく説明します。

 

サイズを確認する

長襦袢は、必ず振袖とサイズが合うものを選ぶ必要があります。
振袖に合わせて長襦袢を誂えるときはお店で採寸してもらえるので問題ありませんが、既製品の長襦袢を購入するときはサイズの選び方に気をつける必要があります。
長襦袢のサイズを選ぶときには、以下の点に注意しましょう。

 

袖丈

振袖は袖が長いので、振袖の袖と長襦袢の袖の長さが合っていることが大切です。
長襦袢の袖が振袖に対して短すぎると、動く度に長襦袢の袖が振袖から出てしまい、着姿が美しく見えません。
逆に、極端に長襦袢の袖が長すぎても、振袖の袖のなかで長襦袢の袖が折れて野暮ったく見えてしまいます。振袖と長襦袢の袖丈は、長襦袢のほうがマイナス2分(約0.75cm)が目安です。

 

身丈

振袖の長襦袢の身丈(長襦袢の長さ)は、自分の身長に合ったものを選びましょう。
身長に比べて長襦袢の丈が長すぎると、着物の裾から長襦袢がのぞいてしまうことがあります。
長襦袢の身丈は身長の約8割の長さが目安とされています。長襦袢を着た時に裾がくるぶし辺りにくる長さが適切です。

 

肩幅

長襦袢の肩幅は、振袖の肩幅と長さが合っている必要があります。
振袖と長襦袢の肩幅が合っていないと、振袖の袖の振りから長襦袢が見えてしまうため注意が必要です。
長襦袢を選ぶときは、必ず振袖と肩幅、袖巾(そではば)の長さを合わせましょう。

 

色と柄を検討する

色と柄を検討する 振袖の長襦袢の選び方においては、色と柄を振袖のデザインと調和させることが大切です。基本的には薄ピンクやクリーム色などの淡色が一般的ですが、成人式の振袖では華やかさが増すように、紅白のデザインや振袖の色に合わせたビビッドな色の長襦袢を合わせることもあります。

長襦袢の柄は、ふんわりとしたぼかし柄が基本です。一部の高級長襦袢の場合、生地に絞りを施した豪華なものもあります。

長襦袢の色柄を選ぶときは、振袖着用時に袖の振りの部分から見えたときに振袖を引き立たせるようなデザインを選ぶのがおしゃれな着こなしをするためのポイントです。

 

素材を選ぶ

素材を選ぶ 長襦袢は振袖の着心地に関わるので、素材選びも重要です。

振袖の長襦袢の素材は、主に以下の2種類です。

●絹(シルク)
●ポリエステル(化学繊維)

振袖と同じ絹素材の長襦袢は、なめらかでしっとりとした肌触りと適度な重みが特徴です。絹は保温性が高いため、ポリエステルの長襦袢よりも暖かく感じられます。絹の長襦袢は、光沢のある生地の綸子(りんず)や生地に凹凸がある縮緬(ちりめん)地が多く見られます。

ポリエステルの長襦袢は、つるりとした肌触りと軽さが特徴です。生地のすべりが良いので、振袖を着付けるときに引っかかりがなく着やすいのもポイントです。ただし、絹の長襦袢と違って保温性が低いこと、静電気が起きやすいことがデメリットとしてあげられます。

一般的には絹の長襦袢が高価で、ポリエステルの長襦袢は価格が手頃です。着心地と予算の両面で検討してみてください。

 

振袖の長襦袢に関する注意点

振袖の長襦袢に関する注意点 振袖の長襦袢を選ぶ際や、着用する際に注意するべき点についても確認しましょう。

 

①振袖とサイズが合っているか注意する

長襦袢を選ぶ際にもっとも注意が必要なのが、振袖とサイズが合っているかどうかです。

振袖を購入する際に新しく長襦袢を誂える場合は問題ありませんが、持っている振袖に合わせて長襦袢を購入する際はサイズがしっかり合っているか必ず確認しましょう。

 

②振袖の雰囲気に合った半衿を選ぶ

振袖は晴れの席で着る着物なので、長襦袢の半衿も振袖の雰囲気に合ったものを選びましょう。

振袖用の長襦袢の場合は、華やかな刺繍襟や柄がプリントされた半衿(はんえり)をつけるのもおすすめです。

通常長襦袢には無地の白い半衿を縫い付けますが、振袖の雰囲気に合った華やかな半衿を選ぶのも良いでしょう。豪華な刺繍が施されたものや、柄が染められたプリント半衿もおしゃれです。 半衿を選ぶときは着用する振袖との調和が大切なので、華やかな半衿を選びたい場合はお店のスタッフに相談しながらコーディネートを楽しみましょう。

 

③古い長襦袢はシミや半衿汚れをよく確認する

古い長襦袢を着用する際は、シミなどの汚れがないかよく確認しましょう。数十年前の振袖の長襦袢は、汗の変色によってシミが出ている場合もあります。

シミがついた状態で着用すると、動いた拍子に長襦袢の汚れた部分が見えてしまう可能性もあります。同様に、半衿も古いものは黄ばみが生じているケースが多いです。

古い長襦袢を着用する際は、かならず呉服店に持参して状態を確認しておきましょう。シミ抜きや半衿の付け替えをすることで、昔の長襦袢も問題なく着用できる確率が高まります。

 

【まとめ】振袖の長襦袢は選び方が重要!ご相談は振袖ハクビまで

【まとめ】振袖の長襦袢は選び方が重要!ご相談は振袖ハクビまで ここまで「振袖の長襦袢の選び方」をテーマに解説しました。長襦袢は、振袖の美しい着こなしに欠かせないアイテムのひとつです。
振袖をより魅力的に着こなすためには、正しい選び方を意識することが重要です。
本記事で紹介した長襦袢のサイズや色柄、素材などの選び方に注意して、適切な長襦袢を用意しましょう。

振袖ハクビでは、振袖の美しさを引き立てる高品質な長襦袢を取り揃えています。
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